RVG-10(セイフティ・バキューム・ジェネレーター)
VGシリーズ
特長
- エジェクター方式
エジェクター方式のシンプルな構造で、トラブルフリーを考慮した設計となっています。また、駆動N2ガスにより、排出ガスが希釈されるため、安全性にも考慮しています。 - 高真空度(図A-①参照)
流体特性を極限まで追求するとともに、微細孔の精密加工技術により、エジェクター方式の真空発生器としては、極めて高い真空度(-90kPaG以下)を実現しました。
シリンダー・キャビネット等のベント・ライン用として最適な製品です。 - 減圧機構内蔵(図B・図C・図D参照)
RVG-10型は、減圧機構が内蔵されており、高圧の排気ガスは、排気前に減圧機構により0.5MPa以下に減圧され、N2駆動ガスのラインヘ瞬間的に高圧が入り込むのを防止します。
但し、この減圧機構は、弁部がメタル・シールとなっているため、通常のレギュレーターの様に、配管後、減圧機構入口側から耐圧テストをされた場合、スロー・リークが発生しますので、このような作業は、絶対に行わないようにお願いいたします。 - 禁油・禁水
禁油禁水構造で、摺動部がありません。
十分耐久性を考慮した製品設計がされています。
また、部品洗浄は、超音波脱脂洗浄等の特殊洗浄を行います。 - 耐圧設計
減圧機構の入口部は、22.2MPaの圧力に耐える設計となっています。
仕様
タイプ | RVG-10(減圧機構内蔵) |
排出ガス圧力 | Max.14.8MPa |
駆動用N2圧力 | Max.0.99MPa |
外部リーク | 1X10-9 Pa・m3/s・He(真空法) |
外観図
シリンダー・キャビネット用真空発生器 RVG-10 (減圧機構内蔵)
ガスフロー図
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排出ガス
P1=Max.14.8MPa
P2≦0.50MPa
駆動ガスN2
P3≦0.99MPa
(注)排気側に抵抗を与えると、到達真空度に影響します。
性能曲線図
図A バキューム・ジェネレーター特性
①=到達真空度 ②=吸引力 ③=N2消費量
(注)下図は、VG-1モデルにも共通です。
(大気圧力:1013 hPa時)
図B 排気特性図(測定値)
④=排気流量 ⑤=減圧後の排気圧力
図C RVG-10の排出ガス圧力
図D 従来品の排出ガス圧力
材質
タイプ | RVG-10(減圧機構内蔵) |
---|---|
本体 | SUS316 L |
弁部(ボール) | SUS316 L |
緩衝スプリング | SUS316 |
継手 | SUS316 |